ZOOMEST復活!

ZOOMER250?否ZOOMER+FORZE=ZOOMESTって事で構想1年6ヶ月(多分)
製作8日間
で出来上がったズーメストですが 最近全然乗っていなかったのですよ
ガレージのスミソニアン博物館に所蔵されっぱなしで日光に当てていませんでした
昨日テイスト・オブ・ツクバのグッドルッキングコンテストで優勝する為に
一昨日1日かけてレストア作業 直ちゃんにもガッツリ手伝って頂きまして
サガワマルさんに頂いたレオビンチのサイレンサーも装着!万全の体制で望みましたよ
結果は・・・惨敗です
テイスト・オブ・ツクバのレースが全部終わってからの表彰式で待ちに待ったコンテスト発表まで残っていたのに関わらず
表彰されたのはセミカスタムのZ900でした・・・○凹ヾ_
え?昼間に駐車場に並んでいたバイクたちを見回って「ライバル探し」までして 
「大した改造車きてねえな」って思っていたのに どうやら趣旨が違っていたらしいのですよ
大会主催者にコンテストの審査基準を聴きに行ったら
D.O.R.B.A.R.(ドーバー)のコンセプトに則した物と言う事でした
要はZじゃないと駄目だったと言う事です あー残念アタシの勘違いだったみたいです とほほ
「ヒップホップ大会でシャンソン歌った」ようなものですよ 
次回出品のTRXも駄目です以上言い訳でした
↓帰りに残っているのはズーメストだけ・・・
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んじゃ「復活のズーメスト」紹介です
↓周りから見た感じ
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↓細かい所
まずは車輪 DIOZXのホイールにNSR50のディスクとキャリパーです 
キャリパーサポート5ミリのアルミ板から金ノコ(手)とドリルで作りました 
フライスは有るのに使いません
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これねキャリパーにディスクをはめておいてからじゃないと組めないんですよ
ディスクを先にホイールに止めると後からキャリパー付かないんです 意味わかる?
フロントブレーキはDIOZXのノーマルをそのまま使ってます ホースはメッシュ
次はリアブレーキ
コレはフォルツァのノーマルリアブレーキマスターシリンダーをそのまま使ってます
コンビブレーキはキャンセルしてます なのでノーマルのブレーキラインをそのまま使えないので
メッシュホースを作って装着してます リアブレーキのメッシュホースの全長は2.5メートルだったかな
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でねリアブレーキキャリパーが削れているでしょ
これね出来てすぐに箱根にツーリングに行ったんですよ
ガレージ→首都高→東名高速→御殿場→箱根(峠巡り)→江ノ島→高速→ガレージってツーリングね
でね高速道路130キロで走って無事だったのに峠入って1っこ目のコーナーで転んだの
その爪あとがキャリパーとオイル入り口です・・・フロントからマッハで転んだの今でも覚えてます
たしかその日3回転んだんだよな *注*そのうち2回はマシンだけ転んだんてす
それに懲りてスキッドパッド作りました
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で次アクセルワイヤーはこうしてます
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はい安直です だって通らないんだもん
次 マフラーです シリンダー側から追っていきますよ
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サイレンサーでいつも悩んでいるんですよ
最初に付けたサイレンサーは確かMOTOBUMさんのCB400SFのNK4用レースマフラーのサイレンサーでした
コレは外側がカーボンだったので振動に耐えられずモゲました もったいなーい
次はモリワキツアラーを使いました 音がとってもジェントルだったのですが
コレもモゲました
次にWR'sと言う子供が付ける安めのサイレンサーです
コレ重いんですよ マフラーバンドが重量に耐えられず折れました 
それと長すぎてデザインが整わないんですよ
なんで切らないの?と言いますと アルミボディーで前後が溶接してある為です
残念ながらウチではアルミ溶接出来ないから切れないんです だから却下しました
今回のは良いですよー 何回も言いますが サガワマル様が
「TRXに付けるのならばあげます」と言ってくれたものを付けてしまったんですよ
しかも3分の2に切ってしまった!(周りには「半分になってるよ」と言われます)
だってーチタンサイレンサーって軽いんだもん って事でこんな感じ
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そしていつもどーりの「ヘキサステー」でマフラーマウントとしました
今回のステー製作は直ちゃんのお仕事です 頑張ってくれました感謝感謝♪
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マフラーを装着してスグにエンジンかけてみた どんな音かと言いますと
「レーサーのエンデューロマシン位の音」って事で意見が一致しました とりあえず後ろで信号待ちしたくないねって感じ?
ハイ次 このマシンのコンセプトは「擦り抜け最速」です
ですから横幅を出さない事が大事なので マフラーはアップセンターでエアクリーナーも小さい物に交換しました
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これねウィルズウィンってビクスクのくだらない部品作っているメーカーなんだけど
こんなもの作るのわけないんですが その時何かで急いでいて
わざわざナップス行ってお金払って買ったのよ ポン付けだから時間取られないと思ってね
したらさぁ すんなり付かないのよ意味解らねーと思ったね
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↑ブローバイガスをエアクリに戻すラインをつなぐ口がさぁ 外向いていたんですよ
どうしてもすんなり付かないのでしょうがないから 切り落として回転させて溶接でつなぎ直したよ
磨いて溶接した箇所がわからないくらいにしましたよ
この商品は他も色々直しましたよ 最初から作ったほうが良かったくらいのものに
確か17,000円くらい払ったかなぁ あーヘマコイタ
ハイ次
タンデムシートね
中型バイクになると言う事で折角なので2人乗りが出来るようにしようって椅子付けましたよ
シートレール(シートフレーム)を一個ヤフオクでゲットして前を切って付いているものと合体させました
↓メインシート(張り替えてあるけどね)
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↓タンデムシート
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メインシートと同じものを用意して フレームに当たる先っちょの部分をカットして
メインと同じ皮に張り替えました 違和感を減らしたかったんですよ
次フレーム
ズーマーにフォルツァのエンジンを積むという事で最初に考えたのは「リアフレームの延長」でした
ズーマーのメインフレームはアルミモノコックで出来ていて
コレを加工しなければいけないのなら「この話は無しだな」と考えていたのですが
メインフレームは加工しないですみました
アルミモノコックはこの手のものは低コストでつくるはずだから 鋳物な訳で
鋳物は溶接が効かないのでロクな加工が出来ません 
穴開けてステー止めしている物も見かけますが プラシーボ効果だけで 逆にやるだけ危ないです
知ってましたか?
ズーマーはメインフレームはアルミモノコック リアフレームは鉄パイプ
接合部はアルミモノコックにボルト4本で鉄パイプがネジ止めされているんですよ!
最近見てませんが 確かM8のボルト4本だったような やばいでしょ?
最初は完成して乗るたびにフロアカバーはぐってボルトが破断していないかしょっちゅう確認していましたよ
で当たり前ですがフォルツァのエンジンはズーマーのエンジンよりデカイですよね
ってことは長いですよね
スクーターのリアサスペンションって大体は一番後ろに付いているもんですよ(スカイウェーブは違うみたい)
フォルツァのエンジンを積むにはサスペンションのマウントの為にズーマーのリアフレームを延長したのです
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まあその前にエンジンの前方のフレームと結合する部分の構想の話なのですが
アタシ今までスクーターって触った事無いんですよ 免許取った時からギア付きしか乗ったことないんです
アタシの子供の頃は「スクーターなんて男が乗るもんじゃない!ババアの乗るもんだ!」ってね
この企画で初めて触ったようなものでして
スクーターってフレームにピボットシャフトが通っていて 関節はそれだけで
あとはリアサスだと思い込んでいたんです
事故車のフォルツァからエンジンを降ろす時に驚愕しました 「えー!リンクっぽいものがあるよー」てね
ズーマーにも同じ様な機構が付いてました コレには困ったものです でも頑張って処理しました 
「やって出来ない事は無い!出来なかった時はやらなかった時だ!」ですよ
サスペンションに行っているパイプの溶接は確実に行わないと走行中に折れますので
ステンレスのパイプを刺し子にして内外で噛ませて溶接しています 重くなる事を承知で強度重視にしました
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次に困った事「電装系」です
特に配線を変えなければならないような手術は無かったのでカプラーを挿しなおすだけです
でもアタシには大変な作業です
ビクスクは電気部品が非常に多いです ハッキリ言って嫌になりますよ
ノーマルは全てカバーされているので カプラーが死ぬほどあります
ズーマーは隠す所が少ないのでフロントカバーの中とメインシートの下に集中させて隠しました
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次はラジエター
当たり前なのですがズーマーよりフォルツァのラジエターの方がデカイです
当初「コレ付かねーんじゃねーの?」と思っていたが 
ある時 「あ!ピッタリだ」といい場所を見つけてしまったのです それは当たり前に良い場所でした

↓ココですよ

メインシートの下、前ですよ でもね夏は足を広げ気味で乗らないと水温計がガンガン上がります(笑)
スタンドの話
ズーマーってエンジンにセンタースタンドが付いているんですよ
フォルツァってフレームにセンタースタンドが付いているんですよ
合体させるとセンタースタンドが無くなるんですよ
しょうがないから面倒苦さがりのアタシはキタコだかのズーマー用サイドスタンドを購入 早速取り付けました
したらコケル程の鬼角度!これはヤバシ!
どうやらフォルツァのエンジンの装着により 車高が上がった為サイドスタンドが相対的に短くなったのです
あーコノ鬼角度じゃ安心できん!って事で 安直アジャスタブルスタンドの製作で5分後完成です

こんな感じで再びズーメストの紹介をさせて頂きましたが
紹介をする切欠になったのはテイスト・オブ・ツクバのコンテストの勘違いからです
たまにGARAGE-Tのアタシの所へ
「ズーメスト作っているんですが、ココどうなっているんですか?」ってメールが何件か来るんですよ
その方々が参考にして頂ければ幸いです 「作った側」と「作る側」の意識の相違があると思いますので
「モットココが知りたい」とか「ここはどうなっているの?」とか何なりとご質問下さい
逆に「ココはこうしたほうが良いよ」など暖かいご意見もお待ちしてます。

さあこれからテイスト・オブ・ツクバのビデオの編集しなきゃね コレもお楽しみに バイチャ
ガレージのウェブサイトはコチラ→http://garage.xxxxxxxx.jp/