GARAGE-T的チェーン交換の巻き その壱

聖なる好奇心をもちたまえ 人生を生きる価値のあるものにするために

こんばんはGARAGE-Tヨシナガトシヲです

本日はお仕事で忙しい佐川丸さんのCB400SFをご本人に代わってあたしが

チェーン交換&キャブレター同調作業を致しました その様子をどうぞ

古いチェーンはすでにサガワマルさんが外しておいて頂いてますので

新品のチェーンの取り付けから始まります 今回のチェーンはコチラ

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コレを袋から出した写真はコチラ

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保護グリスがたっぷりです 

バイク部品の量販店さんは沢山ありますが お取り付けサービスを受けると大体

このグリスが付いたまま取り付けてくれます 

コレをウチでは「劣り付けサービス」と言います

ナゼこのグリスが付いたまま車体に取り付けてはならないかと言いますと

まず

ドライブチェーンは動きます 前後のスプロケットの部分で遠心力がかかり

このグリスが外側に飛びます すると前のドライブスプロケットを覆うスプロケットカバーの中が

グリスだらけになり 走行中に砂やホコリがブレンドされて大変なことになります

同様にリアのドリブンスプロケットに被さる形で装着されているチェーンカバーの内側も

大変なことになっちゃいます

しかも以上の2つのカバー内で収まればまだ許せるのですが リアホイール、スプロケ自体、スイングアーム

シートカウル等にも付着して 洗剤ではナカナカ取れません

しかもしかもチェーンに残ったグリスは直接細かなゴミが付着してザリザリになり

前後のスプロケットさえ削ってしまいます ドリブンスプロケットをもしアルミ系の物に交換なんてしていたら

余計に気を使わないとノーマルの鉄のスプロケよりも格段に削れるスピードが速くなります

ですから

当社では当たり前の如く新品のチェーンを開封して 装着する前に保護グリスを洗浄します

ヘビーデューティーチェーンは(ノンシール)ガソリンで洗っちゃうのですが

シールチェーンはガソリンで洗っちゃうとシールにより封入されているグリスが流れてしまうので(コレが命)

「シールチェーンに使っても大丈夫だよ」って書いてあるチェーンクリーナーを使い

保護グリスを洗浄しましょう

↓例えばこんなクリーナー 色々な物が氾濫していますが 安い物でいいです

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ダーっと吹いて歯ブラシを使い隙間に入っているグリスを洗浄します

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サイドプレートを綺麗にするのは当たり前ですが プレートとプレートの間のシールに付着している

グリスやローラーに付着しているグリスも洗浄します

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あたしは当ブログを執筆する際に度々使う表現ですが「下準備九割」です

この作業をまじめにするか、しないかでチェーンの寿命は変わってきます

↓洗浄作業中のチェーン こんなに落ちます まだまだです

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↓サイドプレートの内側も綺麗にします

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↓綺麗になったチェーン

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↓洗浄作業の最後にチェーンを接合する為に使う部品の「チェーンジョイント」の洗浄を

しますが 袋の中に入っているシールは洗浄してはなりません

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↑4つの特殊形状のゴムのリングが細く柔らかい針金で縛ってあり グリスが塗られています



写真の容量がオーバーしそうなので                つづく。。。





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