部品開発のお話 の巻き

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こんばんはGARAGE-Tヨシナガトシヲです

本日は当社GARAGE-Tの部品開発のお話です

ウチは元々個人のガレージでした ソコにお友達やバイク屋だと勘違いして集まって来た方々の

ご協力がありまして 何となくバイク屋っぽくなってきた訳です

今のような派手な工作機械は存在せず

手持ちのドリルや金ノコとまあまあな工具が有っただけです

いわゆるイタズラな改造しか出来なかったのです


今思えばアタシも殆どのライダーと同じ消費者でした

お店で売られている車種専用の部品をバイクに取り付けて喜んでいました

しかし生まれ持っての我侭ブリを発揮し始めてからは 満足行く吊るしの部品は無くなって

 しまいには作り出すことを決意したのでした


10年ほど前にKSRⅡの「左出しサイレンサーキット「開眼」」を製作したのが事の発端です

KSRはアップチャンバーで左出し ソコにサイレンサーパイプが接続されてシート下で

クランク形状にカーブして サイレンサーボディーは右側に出ます

ソコがどうも納得行かなくて「これストレートにしたらパワー出るんじゃねーの?」と考え付いたのです

その時は1300度程の熱を出すトーチ(バーナー)も持ってませんでした

パイプを曲げる道具もパイプカッターも持ってません

そしてガレージにはCRM80のサイレンサーが転がっていたので

KSRのソレを外しCRMのサイレンサーがストレートなもんで付けてみました

なんと!それだけでパワーが上がり10キロ以上最高速が伸びたのです

あれはビックリしたもんです

それからは専用の左出しを作るべく鉄パイプの種類を勉強したり 

ストレートでも微妙なカーブを描かなければ上手く着かないので

トーチで炙って赤くして手曲げの練習に何本も何本もパイプを潰しながら

成功を導く手段を模索したものです

サイレンサーサイレンサーの接続パイプのフランジ部分はどうしても溶接技術が必要だったのですが

今みたいに溶接機は無かったので アタシが昔赤帽をしていた時に知り合った溶接屋さんに連絡を

取ってお願いした物でした 

今思えばサスがにプロの仕事でした 今同じ仕事しろって言われてもまだ出来ません・・・

そんなこんなで出来上がった左出しサイレンサーキット「開眼」ですが 

何か今一つ商品レベルの仕上がりが無いのですよ アタシが良く言う「品が無い」ってやつです

なんだろ?と考えていたら段々と商品レベルに対する想いが溢れてきたのです

サイレンサーパイプには傷があっては駄目だとか 手曲げの際に発生した「焼け」を磨き

耐熱塗装で仕上げねば安っぽいとか 

ボルト一つとってもお客さんが気に入らないで交換するようじゃだめだとか

ハッキリ行ってキリがありません んじゃどうすれば商品レベルとして成り立つか考えました

答えは簡単でした

アタシが魅力的だと想う商品を作れば 

少なくともアタシが魅力を感じられなくなった他のお店の吊るしの部品達に勝てるんじゃないか!

と想ったのです

しかしウチには生産ラインなどありません NCの工作機械もありません

有るのは汎用旋盤、ボール盤、汎用フライス盤 ハンドツール、TIG溶接機です

でも「努力と根性」が有れば何でも出来ると信じ込んでいます


此れからも「勝手気まま」に改造部品を作り続ける事でしょう 多分一生同じ事をしていると思います

今コレを読んでくれている皆さんと未来のアタシに向けて書いているような気になってきました(笑)


あ そーそー今自分が乗っているバイクに「こんな部品欲しいのに出ていないなー困った困った」なんて

思っている方がいらっしゃいましたら是非一度アタシにご相談下さい

もしかしたら夢が実現するかも知れませんよ

遠方の方でも本当に是非一度ご相談下さい 「楽しみ」にお待ちしてます○┐ぺこり


それでは今日はおしまいです またあした 

おやすみなすって



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