馬鹿君に貸していたNSR250R('92SP)レストア の巻き

あーつかれた

こんばんはGARAGE-Tヨシナガトシオです

今日ふと作業を始めたらドレンボルトに3枚ワッシャーが入っていることに気が付いた

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これ銀色のワッシャーは普通の鉄のワッシャーで 茶色のワッシャーはベークライトのワッシャーです・・・

鉄のワッシャーはつぶれないからパッキンの役目果たさないし ベークライトは電気の絶縁に使うワッシャー

なのでドレンボルトのワッシャーには意味が無い

しかもボルトがドレンボルトではないものが使われている上にボコボコに成り果てていた

あれー新品のドレンボルト付けていたんだけどどうしてくれたんだか・・・

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クラッチです クラッチプレッシャープレートです なんだか傷が酷いです

原因はこれ↓クラッチカバーの転倒跡に見出しました

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転倒したときにクラッチカバーの裏のメッシュを留めているカシメパーツがプッシャーを削ったと推測します

回転部品のダイナミックバランス崩れるだろー

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プッシャープレートのボルトです ステンレスの純正品では無い物に交換されていました

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クラッチプレートです 乾式クラッチはマメに分解して中性洗剤で洗浄することを推奨しましたが

守られていないようでした

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↑あー・・・終わってる

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↑乾式クラッチはマメに洗浄しないとハウジングもガタガタになります

湿式クラッチの場合はオイルがクラッチカスを分散してくれるので短期間にここまで酷い事にはなりません

でも乾式は空気の流れしかないのでなかなかクラッチカスを効率よく排出することが出来ないので

マメに(2000キロ)外しては中性洗剤と歯ブラシで洗浄して擦動面にシリコングリスを綿棒にとって

薄く塗り組み付けます(俺はね)

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同じく

で結局エンジン外しました

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シフトスピンドルオイルシール交換して試走しようかと思ったけど もう駄目だ

もう駄目なんだ 気が済まないんだよ

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エンジンさん お覚悟!

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分解前に観察します ↑なにこれ?なんでここ削れてんの?

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ACGのハーネスの通り道の隔壁がへしゃげて削れている!

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ボルト穴割れてる

あれ?これクランクケース上下請求コースか?

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でRクランクケースカバー取り外したところ

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なんかこう 「どんより」している感じがする なんか汚い

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なんか「ものすごく」オイルが汚い

4ストオイルを「3000キロ以内で交換しろ」と言っておいたはずなのだがー

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中央の黒い板を「リンケージカバー」と言うんだけど こんなに黒くなっているのをはじめて見た!

ちょっと拭くとこんな感じ

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っていうか端っこ錆びてるし!

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トランスミッションオイルポンプには2個Oリングが居るから忘れるな!

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キックスタータースピンドルにも最後に薄いシムがいらっしゃる

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ここまで来てやっとカートリッジ式トランスミッションを外す権利が得られる

(なーにがカートリッジ式だよ!結構大変じゃねーかって思った でもそうじゃないモノと比べると楽)

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↑ですよねー

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速攻でガソリンで洗う

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もちろん裏も汚い

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はい 今日は荒い仕事で終了 次回の作業までにあらかた部品をチョイスしておかなければ先に進みません

ではまたー